【ショパンのピアノ作品情報・演奏動画・楽譜・CD】

華やかで軽やかな曲

 

練習曲集Op10の5番は、右手が1音を除いて全部黒鍵で演奏されるので、「黒鍵のエチュード」と呼ばれています。

 

華やかな曲なので演奏される機会は多く、とても有名です。

 

初めて聞いたら、華やかで美しいけど、どういう音構成になってるのか、とても把握できないし、演奏してる姿を見たら「絶対、自分はムリ」と思ってしまいます。

 

でも、プロの演奏家に言わせると、世間で思われているほどの難曲ではないそうです。

 

実際にゆっくり弾いてみると、左手が8分音符メインで、右手が黒鍵の高速アルペジオを飾り付ける形になっているのがわかります。

 

ゆっくり弾いている限りは、両手ともそれほど難しいことはやっていないことに、逆に驚かされます。

 

でも、右手の一音一音がはっきり聞き取れるようなスピードで弾いても、全然「黒鍵のエチュード」に聞こえないのです。

 

というか、何の曲かわからない。

 

そして、かろうじて「黒鍵のエチュード」に聞こえるスピードに上げようとするだけで、これが本当に大変。

 

右手がもつれてめちゃくちゃになってしまいます。

 

やっぱり、かなりのレベルの人でないと難曲であることは間違いないです。

 

ちなみに、とても素敵な曲だと思うのですが、ショパン本人はあまり高く評価してなかったそうです。

「黒鍵」のyoutube動画集

 

横内愛弓さんの演奏

youtube動画をたくさんアップされているピアニストさん。

 

ジャンルがクラシックで、演奏もお上手なのに、癒し系のキャラなところがまた好きです。

 

この動画でも、演奏前に肩を掻くところと、最後の「うふっ」が魅力になっています(笑)